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人物重視の時代における試験対策


 みなさん、こんにちは。本当はもう少し早めにブログを更新したかったのですが、現在、通常講義の前後の時間帯は、教養区分および経験者(係長級事務)2次試験受験者に向けた面接等の個別指導に割いているため、官庁訪問期間でもないのに帰宅が真夜中になっており、ブログ読者、さらには以前より説明会の打診をされている省庁の採用担当の方にはご迷惑おかけしております。

 しかし、一時期はわずか2日で600人近い方が閲覧していたブログも、先週の一次試験合格発表翌日からは急減し、今では通常時のアクセス数に戻ってしまいました。教養区分試験に期待を寄せていた人がそれほどまで多かったのでしょうか…。そして、アクセス急減という事実は、現実を突きつけられて、あっさり進路変更をしてしまったことを意味するのでしょうか…。教養区分と違い、春試験は試験勉強をちゃんとやっていれば、確実に結果がついてくるのですから、総合職を諦めるのは時期尚早だと思うのですが…。

 一方で、2年生からの問い合わせが少しずつ増えているので、総合職人気は回復しつつあるようにも感じられます。CIMAアカデミーは2年コースというものがないので、これまでは、問い合わせに対しては「3年になったらおいで」と言い、それでも通いたいという人に限って受け入れてきましたが、せっかく訪ねてくれた人が他社へ行ってしまうのを黙ってみているのも馬鹿げていますし、何より、年次の異なる学生が一緒の講義を受講することに、プラス面はあってもマイナス面が全くないことから、本人が希望するのなら無料体験講義に応じることにしました。

 年次の異なる受講生が一緒の講義を受講することのメリットは、実は模擬面接で強く感じます。冒頭にも挙げたように、CIMAアカデミーでは、教養区分受験者も経験者(係長級事務)受験者も、一緒に模擬面接をはじめとする2次試験対策に参加しています(こういうやり方が可能なのは、互いの顔がわかる小規模予備校ならではです)。

 学生は社会人の職務を通じた志望動機を聞くことで、説明会では知り得ない仕事のリアルな姿を感じ、自分の志望動機をブラッシュアップしていくことが可能となります。一方、社会人の人も、官僚志望の現役学生と接することで、数年後、彼らの上司として対峙していくことができるかどうか、または求められる資質を体感することができます。

 もちろん、バックグラウンドが異なる個人が、個人情報を表明する場に一堂に会するのって、実施に際して相当程度慎重にならないといけません(当然ですが、個別じゃないと絶対に嫌という人には、可能な限り別に機会を設けています)。必然的に、中心に位置する私の統率力が及ぶ範囲でしかこうした性格の講座は実施できません。面接官役の人間を多数用意すれば、大人数でも一度にさばけるじゃないか、と言う人は、私にはデリカシーに欠けた人間にしか映りません。

春試験に照準を定めている人、あるいは就職先として公務員を漠然と考え始めた2年生の方には、人物重視にある現在の公務員試験において、理にかなった対策とはどのようなものなのかを考えてほしいと思います。その延長線上に、CIMAアカデミーが出てきてくれれば、これに勝る喜びはありません。受講相談および講義見学は事前にご連絡いただければ、随時可能ですので、気軽にご連絡いただければと思います。

 それでは、また(今週もまた台風直撃みたいですね…。これ以上、大学講義が繰延になってしまうのも困りものですが…)。


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