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総合職受験に関して最近思うこと

  • 執筆者の写真: cimaacademyweb
    cimaacademyweb
  • 11月3日
  • 読了時間: 3分

みなさん、こんにちは。教養区分1次試験に合格した方は、2次試験対策に向けて本格的に動き出していることと思います。しかし、今年は受験者増加+合格者数減少であるにもかかわらず、1次試験の合格最低点が昨年よりも低下しているために、予想に反して合格していたという人も多く、このまま2次試験に臨むべきなのか迷っているのではないでしょうか。CIMAアカデミーでは2次対策ゼミが始まっていますが、まだ少し枠がありますので、気になる方はお早めにお問い合わせください。


ただし、これまでと少し異なり、今年よりゼミは完全オンラインです。もっとも、コロナ禍を境に、ほとんどの学生がオンライン指導を希望し、教室にほとんど学生が来校しなくなっていたので、実質的には何も変わっていませんが、教室での対面指導を辞めたことから、対面希望の人には対象外の予備校かもしれません。それは仕方ないことなのですが、ただ、最近の学生は本人の話を聞く限り就活や学外活動で多忙なようなので、わざわざ時間と交通費をかけて予備校まで出向くのって、時間の有効活用という観点からどうなのでしょう…。


オンライン指導が中心となって以降、顕著なのが、社会人受講生それも現職公務員の増加です(国家・地方問わず)。これまでも、問い合わせだけならばそれなりにありました。元職ならばいくらでも事例があるのでノウハウはそれなりにあるのですが、現職の場合は「私も自信をもって入会を勧められない。最終判断はあなたにお任せしますがそれでも来ますか?お金さえ出せば受け入れてくれるところはいくらでもあるので、そちらにも相談してみたら?」と言うと、たいてい音信不通となり、現職公務員の受講生は創業以来5名にも満たない状況でした。ところが、今年は現時点で数名在籍しています。


経験者採用試験が年々拡大傾向にあることから、雇用の流動化は公務員の世界にも押し寄せていることは理解していますし、CIMAアカデミー出身の官僚でも多数離職者がいますので、別に転職についてどうこう言うつもりはありません(私自身、大手資格試験学校からの独立者です…)。ただ、地方であれ国家であれ公務員として働き始めたばかりなのに総合職への転職を、それも在職しながら志向するのって、どうなんだろうって思っています(私の頭が古いだけなのでしょうか…)。


近年、国家一般職も地方公務員も試験の倍率は大幅に低下しているだけでなく、入省辞退者も高い割合で推移しているので、そんな状況で入省する人は、ちゃんと覚悟を決めてきた人ばかりだと思っていたのですが、どうやら私の認識が甘かったようです。もしかしたら、私が障壁だと思っていたものが、実はなくなってしまっているのかもしれません。でも、A省で一般職として勤務していた人が、在職しつつ採用試験および官庁訪問を経てB省総合職として転職をする…どう考えても簡単な道ではないと思うのですが…。


とはいえ、今の仕事に疑問を感じたら、その気持ちを押し殺すことなく、まずは受講相談をご利用ください。CIMAアカデミーはオンラインもしくは電話相談を必ず実施しますし、現職の方に対しては、すでに記載したような考えを私は持っていますので、その場で受講を勧めることは決してしません。その上で、どうすべきかしっかりご検討ください。

それでは、また。

 
 
 

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