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予備校で試験勉強をする意義


 みなさん、こんにちは。連日尋常じゃない暑さが続いてますが、お元気ですか?私はというと、いつものことではありますが、官庁訪問期間中、ぐちゃぐちゃに乱れた生活習慣に加え、この猛暑のせいで、身体が重いです。こんな猛暑の最中、今度は大学の定期テストですから、学生も大変だとは思いますが、作問&採点&成績評価を行うこちらも、なかなかしんどい日々が続きます。あまりのしんどさに、今の私はこんな格好です。

 内々定解禁から1週間近くが経過し、CIMAアカデミーのHPへのアクセスユーザー数も、一時期の連日300人を超える状況に比べると、だいぶ落ち着いてきましたが、それでも昨年に比べると依然多い状況が続いています。おそらくは、官庁訪問終了後も官僚になる夢を捨てきれず教養区分にシフトしようと考えている人が、昔書いたブログを閲覧しているのだと思います。私がこうした行動に対して否定的なのは、至る所で言及しているので、ここでは特に言及しません(私は、教養区分試験自体は全く否定していませんからね!)。

 先週、今回の試験に最終合格したけれど、以前より留学が決まっていたため今年の官庁訪問をしなかった学生が、留学直前の挨拶に来てくれました。私は、「留学先では就職のことは関係なく勉強に励むのが本来あるべき姿だけど、現実問題として、就活に関する情報が全くといっていいくらい伝わってこないから、せめて3年生と繋がっておくくらいのことはしなさい」とアドバイスしました。早速、彼は3年生の集団に対して、自分も来年の官庁訪問の仲間として加えてくれるよう頼んでいました…。

 実は、彼が3年生の中に入るまで、3年生のグループは全く互いの連絡先も知らなかったようです(いつでも質問できるように、私と受講生はLINE等で個別につながっていますが…)。結局、この彼の行動をきっかけに3年生のグループができたようです。でも、グループには私は加わりません。これは創業以来ずっとそうです。理由は単純です。試験が近づくにつれ、学生は私に怒られる機会が増えます(というより、褒められることなんかなくなります)。私がいなければ、そんなとき「こんな仕打ちを受けた!」って仲間内で共有することで、多少のガス抜きになることでしょう。

 試験勉強をグループで乗り切ることには一長一短があるので何とも言えません。ただ、近年、国家公務員総合職試験は人気薄で申込者は減少傾向が続き、就活市場において、東大であっても法学部を除けばマイノリティに転落しているのが事実です。その分、他大学で総合職志望者が増加しつつあるのですが、如何せん、情報量に絶対的な格差があります。CIMAアカデミーもその影響をまともに受けており、今年の3年生の現時点の所属大学をみると「東大、一橋大、横浜国大、早稲田大、慶応大、中央大、明治大」と、かなり多様なものとなっています。

 試験は最終的には自分との闘いですから、仲良しこよしになる必要はありませんが、本当にわけのわからん虚偽が闊歩する試験において、普段顔を突き合わせる人間同士、最低限の情報共有くらいはしてもよいかと思います。ましてや、所属大学がこれだけ多様であれば、過去の受講生行動に基づく的確な情報共有というのは大きな威力を発揮するのではないでしょうか。予備校で試験勉強を行う最大の要因って、①情報共有、②つらい官庁訪問時において、受講生の性格と過去の受講生の行動を踏まえた的確なアドバイスが24時間得られる、この2点に尽きるのではないでしょうか?

官庁訪問終了後、なかなか次の一歩が踏み出せない方、いつまでも過去のブログに留まっていないで、民間なり翌年の官庁訪問に向けて行動を開始してください。このことに関連して、今年の官庁訪問第1クール終了後から、「官庁訪問だけの指導って、受け付けてくれないんですか?」という問い合わせがもう10件近く来ています。これまで、受講生以外には官庁訪問に向けた指導は一切行ってこなかったのですが、いつまでも断わりつづけるのもどうなのかな?と思案するようにはなりました。しかし、答えはまだ出ていません。どうして官庁訪問対策のみで受け付けないのかは、過去のブログに何度となく記載していますので、関心のある方はそちらをご覧ください。何か良い考えが頂ければ、講座開講もあるかもしれません。それでは、また。


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