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官庁訪問期間中なのに安易に教養区分にシフトする人へ


 みなさん、こんにちは。官庁訪問最初の週末いかがお過ごしですか?私は今日、夕方より官庁訪問中の受講生の状況報告及び第2クールに備えての相談に乗っていました。以前より宣言しているように、官庁訪問の情報については一切封印していますので、情報収集のためにこのブログをご覧になっている方は、時間の無駄ですので閉じられることをおススメします。

現在、うちのHPは毎日300名近い方がアクセスしています。それ自体は非常にありがたいことなのですが、官庁訪問初日夜から閲覧数が急増しているのが教養区分に関するブログ記事です。憶測の域を出ませんが、おそらくは官庁訪問が上手くいっていないけれど、なんとしても今年度中に公務員になりたい人が読んでいるのでしょう。

 去年も書きましたし、普段から見解を求められれば至る所で言っていますが、私は夏の官庁訪問を経験した人がその年の教養区分受験にシフトすることには否定的です。理由は極めて単純です。採用数が段違いに多い夏の官庁訪問で早々に絶体絶命状況に追い込まれた人が2クール目以降を放棄して、ほとんど採用数のない12月官庁訪問で内定獲得することなんて、ちょっとでも合理的思考を有していればありえない選択肢だからです。

 せっかく試験に合格したのに、最初の3日間でつらい思いしかしてこなかったら、早々に退散したくなるのも気持ちは理解できます。民間企業にシフトするのもいいでしょう。でも、今年の教養区分試験にシフトするのだけは解せません。何が何でも官僚になりたいというのならば、まずは第2クール以降に向けて、これまでのプロセスをしっかり振り返る作業をすべきでしょう。また、特定の省庁にしか興味がわかない人は、まずは、その思考自体に問題がないかどうか反芻するとともに、それでもなお、当該省庁に対する思いが消えないのならば、悔しさを胸に翌年夏の官庁訪問に向けて様々な活動に勤しむことをおススメします。就職が1年遅れることに不安がる人、霞が関には1年遅れて入省した人なんてごろごろいますし、私の教え子でも2度目の官庁訪問で入省という人もかなりいます。

 以前から言ってるように、そもそも官庁訪問できる人って国家公務員総合職試験の最終合格者のみです。なので、せっかくの機会なので、結果がはっきりするまでは、可能な限り訪問しつづけましょう。私は、今日、妻が実家に戻り久々の1人暮らしに戻りましたので、娘(自慢の娘なので写真載せました)とともに、これからちょっと遅めの食事をします。

いつもより短いですが、それでは、また。


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