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説明会解禁!これから注意すべきことは…


 みなさん、こんにちは。今月から企業説明会が解禁され、リクルートスーツ姿の学生が目立ってきました。公務員志望者の人は、これまで試験勉強と省庁の様々なイベントばかりに関心が向いていて、政府系金融機関を除けば民間企業には目を向けていなかったと思います(経済の場合の話です。他の試験区分の受験者の行動パターンについては、正直私も詳しくありません…)。しかし、さすがに周りの人も一斉に動き出すこの時期になると、民間就活も…という気持ちが湧いてくるようです。

 万一、公務員試験に失敗したら…という恐怖(?)からか、志望度がさほど高くない割には民間就活と試験勉強の両立に悩む人が、この時期から急増してきます。いくら売り手市場といっても、これまで公務員試験対策に力を入れてきた皆さんが労せず内々定を確保できるほど甘くはありません。でも、全く落ち込む必要はありません。試験勉強の進捗状況次第ではありますが、私も学生には「どんどんまわってこい!」と指導しています。今後二度と出会うことがないであろう企業の採用担当者相手に、自分の仕事に対する思いや将来ビジョンを的確に伝える訓練をしてください(でも、練習という姿勢がバレバレじゃ意味ないですからね!)。

 反対に、皆さんにやってほしくないことが2つあります。一つは、やたら参加者同士で連絡先交換をする(のみならず、情報共有のグループまで作ってしまう)、もう一つは、一人で講演者を独占する(もちろん、状況次第ですが…)、です。特に、前者については、明らかに弊害の方が大きいので十分注意してほしいと思います。きっとこのブログの読者の方も、連絡先交換を求められた経験がおありかと思います。もちろん、応じるかどうかは個人の自由ですが、講演を聞きに来たのであって、仲間を増やしに来たわけじゃないので、あまりいい気分じゃない人の方が多いのではないでしょうか?(もちろん、内々定後だったら話は別です。これからの自分の人生において、互いに何らかの影響を及ぼし合う存在なのですから…)

 これだけの情報社会ですから、どんなに個人情報をしっかり管理していても情報が流出するリスクはあります。ですから、過剰に反応していても仕方ない面はあるかと思います。でも、流出した複数の情報源を組み合わせたりねつ造したりすることで、個人の実名とともに学校、所属している団体、家族関係などをネット上に晒され、挙句の果てに、自分の努力の結果、内定を獲得したにもかかわらず、疑惑の念を抱かせるような内容を書き込まれたらどうでしょう…(関係省庁にはすでに話をしてありますので、後のことは任せてありますが、うちの学生が被害者ならば、私は法的に許される限り、ありとあらゆる手段を行使します)。

 と書いても、そうした経験をしたことがない人にはピンと来ないかと思います。私も、10年程前に、大学院時代からの個人情報を虚実綯い交ぜに某掲示板に晒された経験がなければ、こんなにうるさいことは言わなかったかもしれません(犯人が分かって以降、私は人間関係を見直すことにしました)。「嘘だったらほっとけばいいじゃん!」という人もいますが、個人であれ企業であれ、社会は信用で成り立っています。いくらフェイクであっても、その情報を事実だと思い込む人が多ければ、個人を判断する材料の一つとして使われてしまいます。それでも、「ほっとけ!」というほど大らか(?)な気持ちは私は持ち合わせていません。

 受講生には先日の講義時に、「君たちが無事内定をとったら、きっと後輩のためにということで、内定者ノートを作り、配布することになるだろうけれど、表に出す内容はちゃんと決めないとだめだよ!」と情報管理についてきっちり話をしました。あとは、自分でリスクとベネフィットをしっかり把握したうえで行動してもらえればいいですが、そもそも、こうした情報は試験に合格して、官庁訪問にまでたどり着いたときに効力を発揮するものです。それ以前の段階で失敗したら、元も子もありません。これからの時期、確実に点数が伸ばせるのは、経済事情をはじめとする暗記系科目です。そのなかでも、財政学・経済事情は9問分に相当し、経済理論の次に重要な存在であります。

 宣伝になってしまいますが、このブログをご覧になっている方の中には諸事情により独学で試験勉強をしている方も多くいることから、「経済事情」「財政学」だけではありますが、単科の教材販売をしています。詳細は、このブログの下をクリックしてください。該当ページにジャンプします。本試験での経済事情の出題数の多さや科目の特徴上、他の国家公務員試験でも対応できるという点を考慮すると、費用対効果はバツグンだと思いますよ!

 それでは、また。


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