みなさん、こんにちは。受験生の方は一次試験お疲れ様でした。受講生に「時事・社会科学直前チェック集」を手渡すため、私も早朝、試験会場である早稲田大学に行きました。ちゃんと全員受験しに来てくれてホッとしました。直前チェック集は例年徹夜作業なので、皆さんが総合論文に悪戦苦闘している間、私は自宅で爆睡していました。
教養区分で確実に合格の権利を獲得したい人は、ここからが本番ですからね。ここからは、これまでの受験勉強で体験してこなかった試験が続きます。学力ももちろん大事ですが、コミュニケーション能力、協調性、プレゼン能力…自分だけでは判断の仕様がありませんが、2次試験日終了まではどんなことがあっても投げ出さないようにしましょう。ここで決めておくと、本当に就活が楽になりますから…。
とはいっても、今日の試験で打ちひしがれたという人も多いかと思います。このまま2次試験対策に向かっていいのか、不安な方もいるでしょう。来春が本番という人には、私は今日の試験の出来にかかわらず毎年2次対策を受講生全員に課しています。なぜなら、教養区分の2次試験は、来春試験はもちろんのこと、官庁訪問の予行演習にもなるからです。
ただし、今回の試験がラストチャンスと決めている方には、「将来に活きるから白黒決着がつくまで続けたら?」という気休めをいうわけにもいきません。なので、明朝、人事院より正答番号が公表されますので、自己採点をしたら、下表を参考に、続けるか撤退か判断されるとよいかと思います(下表からどんなことが読み取れるのかも、立派な2次対策ですよ!)。
表からは、春試験の基礎能力試験の平均点が低かった年は、教養区分の平均点も低くなることがはっきり読み取れます。この傾向をそのまま当てはめれば、今日の試験は昨年よりは平易で平均点も高くなる可能性が高いでしょう。さらに、今年の申込者数は過去最高ですから、一昨年には及ばないと思いますが、昨年よりは1次の合格最低点が上昇することは確実かと思います。誤解を生まないために、表の合格最低点は標準点換算にしてありますが、CIMAアカデミーでは、素点で30点だと一次落ち、31点で一次通過という結果でした。
もちろん、今年の問題をみないことには何とも言えませんが(私は、水曜日の講義まで問題を見る機会がありません)、上記のデータは頭に入っていたので、受講生には「素点で35点を目標にしよう!ただし、合否はともかく、今回30点あれば来春試験が楽になるから、準備不足だからといって、試合を投げることだけはするな!」と、言い続けてきました。
みなさんの参考にしてもらえればと思います。なお、前回同様、ちょっとしつこいようですが、2次試験対策が気になる方は、是非こちらもご覧ください。
それではまた。