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官庁訪問(2)きつい物言いについて


 みなさん、こんにちは。官庁訪問第1クールはいかがでしたか?はやくも崖っぷち!という方も多いのではないでしょうか。CIMAアカデミーには、受講生の進捗状況が日々伝えられますが、官庁訪問終了までは一切封印しますので、現在官庁訪問中で、情報収集のためにこのブログをご覧になっている方は、時間の無駄ですので閉じられることをおススメします。今日は、ピンチに陥ってしまった人に向けて書いています。でも、励ましになっているかどうかはわかりませんので、心臓の弱い方は読まないほうがいいと思います。

 うちではまだお目にかかったことはありませんが(前職では毎年必ず数名いました…)、「○○省は、君を評価しない」とか、何をどう必死に答えても、否定的な物言いをされる…というように、かなり厳しい物言いをされた人も既にいるのではないでしょうか?言われた本人はきっとすごいショックを受けていることと思います。はじめて、この手の話を学生から聞かされた時、「もう少し言い方ってものに配慮できないのか!霞ヶ関は??」と、私は憤っていましたが、現在はというと、こうしたきつい物言いは、訪問者に新しいステージに向かって歩みだしてもらうための激励の言葉であると理解しています。

 初めての官庁訪問の場合、最終的に内定先が得られなくて悔しさは残るものの、悪い思い出しか残らない人ってほとんどいません。公務員の志望度が高い人は「あとちょっとの差だった…」というように、ポジティブに捉え、翌年の再訪問に向けて、自分なりに準備を重ねてきます。ところが、翌年、再度同じ省庁を訪問すると、前年とはうって変わり、冷たくあしらわれる…。前年に感じた美しい思い出なんか、どこかに消え失せてしまいます。

 しかし、今年も「あと一歩だった…」というように、まだチャンスが残っているかのような言い方された場合、どんな事態が待ち受けているのか考えてみたことはあるでしょうか?きっと、「次こそは!」という、より一層強い信念でもって官庁訪問の準備に取り掛かるかと思います。でも、この国の未来を担うだけの知性持った人々(相対的にみて、総合職試験合格者は知的集団といってもよいかと思います)が、社会に出る前段階で何年も足踏みする姿は、国として大きな損失のように思われます(こう思うのは私だけでしょうか…)。

 確かに私は、以前のブログで『一度や二度官庁訪問失敗したからと言って、諦める必要なんか全くありません。そもそも、官庁訪問できる人って国家公務員総合職試験の最終合格者のみです。そう考えると、せっかくの官庁訪問、可能な限り訪問することが得であることは一目瞭然です。失敗しても、諦めず訪問し続けた結果、当初想いを抱いていた所とは異なるものの、見事内々定を獲得したケースは至る所にあります』と、一度の失敗で心が折れてしまうことに対してきつく叱責してきましたが、見切りをつけることも同じくらい大事な作業です。

 個人的な話で説得力もあまりありませんが、私はもともと研究者志望でした(じゃなきゃ、学位取るまで大学に残るわけありません!)。いわゆる学会誌はもちろんのこと、共著も複数あります。でも、最終的にはあきらめざるを得ませんでした。もちろん、自分で決断を下すまでにはかなり時間を要しました。で、なにか形になるモノを…ということで、学位論文を提出し博士号を取得した後、大学を出ていきました。ただ、世の中は不思議なもので、大手予備校を経て4年前にCIMAアカデミーを立ち上げた今、私はHPにあるように、都内2大学で非常勤講師として週5~6コマ経済学の講義を担当しています。東大生から日東駒専生まで毎週接している教員ってそうそういるもんじゃないので、今ではこれが私のちょっとした自慢になっています。

 面接におけるキツイ物言いで凹んでしまった官庁訪問中の皆さん、自分に投げられた言葉は次のステージに踏み出すためのエールであると捉えてみてはどうでしょう。もちろん、すぐには動き出せないことはよくわかります。ですから、今回の官庁訪問の権利はしっかり行使するとして、自分で「今年の官庁訪問は終了!」と決断した時点から、新しい道を模索してみてはどうでしょうか?私自身が今もなお大学とかかわっているように、皆さんもやり方次第では官とのかかわりを仕事として持てるはずです。励ましになったかどうか心もとないですが、それでは、また。


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