みなさん、こんにちは。今は夜中12時ちょっと前ですが、あと数時間で官庁訪問が始まります。この期間、CIMAアカデミーは24時間体制(正確に言うと、日中はみんな官庁訪問に出払っているため、昼間は休ませてもらっていますが・・・)で官庁訪問に臨んでいる受講生のフォローをしていることは、幾度となくブログに書いてきましたが、今年はすでに連日深夜まで受講生フォローをしています(正直、身体に堪えます…)。
先に言っておきますが、官庁訪問って、採用されない人の方が圧倒的に多数派です。なので、切られたとしても、自分が納得いくまで諦めずに続けてくださいね。昨年、「切られた!」という学生からの報告を受けて、私は「今晩、講義があるから教室にくるように!」と、呼び出しました。普通ならば、言われた通り教室にやってきた学生には慰めの言葉をかけるのかもしれません。でも、少しでも私を知っている人ならば、私がそんなこと絶対しない人間であることは明らかです。到着するなり、私は「最後の面接でなんて言われた?」「振り返ってみて、どこで失敗したと自分で感じたのか?」というように、矢継ぎ早に質問を浴びせ、「明日以降は当然、当初の予定通りで訪問するんだよな??」(経験則上、この質問が最も重要です!)と意思確認をしました。
なんで、こんな学生を追い詰めるようなことするのか?というと、本命だったところにあっさり切られてしまうと、学生のショックは計り知れず、下手すると、就活を放り出し引き籠ってしまいます(民間内定を保持している人が多い今年はなおさらその傾向が強まると思います)。あるいは、そこまで深刻な事態にはならなくても、翌日以降の訪問先をいわゆる不人気官庁に切り替えることで、採用の可能性を高めようとする人も多くなります。でも、「不人気だから脈があるんじゃないのか?」という理由だけで、今までほとんど説明会に足を運んだことのないところを急遽自分の志望先としても、採用される可能性が高まるわけでありません。だからこそ、学生が疾しさを持たないよう、不採用で傷ついた学生に矢継ぎ早で宿題を課すのです。
一度や二度官庁訪問失敗したからと言って、諦める必要なんか全くありません。そもそも、官庁訪問できる人って国家公務員総合職試験の最終合格者のみです。かつてに比べ、合格までのハードルが下がっているとはいえ、大多数の受験生は官庁訪問すらできません。そう考えると、せっかくの官庁訪問、可能な限り訪問することが得であることは一目瞭然です。失敗しても、諦めず訪問し続けた結果、当初想いを抱いていた所とは異なるものの、見事内々定を獲得したケースは至る所にあります(うちは、昨年もそして一昨年もそのようにして内々定を獲得した学生を輩出しています)。
さあ、官庁訪問当日を迎えました。スポ根マンガじゃありませんが、「とにかく何があっても、納得いくまで権利を行使する!」このことだけは忘れずに臨みましょう。私はというと・・・この時期はいつも神経が高ぶっているので、もうしばらく起きています。今年は1か月前倒しのため、大学の授業と完全に被っており、2週間耐えられるか心もとないですが、人間、そんな簡単には死なないと思いますので、いつも通りのスタンスで2週間のお祭りに参加します。
それでは、また。