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メディアや伝聞に踊らされず、自分の五感を大切に!


みなさん、こんにちは。今回も前回と似た内容です。先日、CIMAアカデミーOBの財務省4年目職員がやって来て、『最近の世の中を見ながら思うこと、考えること、などについての簡単な独白と意見の交換』と題する2時間ほどの座談会を行いました。

 前回ブログにも書きましたが、CIMAアカデミーでは年に数回、OB受講生である現役官僚が各省庁の採用チームとは全く無関係に、各自の問題意識に従い自主的に教室にやって来て、受講生との座談会を開催しています(こちらからお願いして開催してるものではないので、講座案内で宣伝していませんが、こうした縦のつながりがCIMAアカデミーの強みでもあります)。今回もその一環でしたが、各自の問題意識に従い実現したイベントなので、話の中で財務省どころか公務員への勧誘すらありませんでした(自己紹介のついでに業務の紹介くらいはしていましたが…)。

 今に始まったことではありませんが、ここ数年の官僚を取り巻く厳しい環境をこれでもかというくらい聞かされると、私のような予備校の人間でも、官民決めかねている就活生に対して国家公務員を積極的に勧めることに躊躇いがないと言えば嘘になります。学生の動向を見ても、国家公務員志望者は確実に減少しています。ただ、皆が就職先として官民を冷静に比較分析できているかと言えばそんなことはなく、国家公務員になることが自分の最もふさわしい生き方であると盲目的に自己規定している学生も相当数います(特に、既合格者にその傾向が強いです)。

 座談会において、件のOBは、社会における国・個人・企業等のアクターの影響力の変化について、具体例を挙げつつ指摘するとともに、こうした大きく変動する時代におけるキャリア形成の心構えの大切さを重点的に話してくれました。こうしたいささか抽象度の高いレベルの話は、視野が狭くなりがちな学生に大きな刺激になったことと思われます(業務説明会よりもはるかに有意義だったと思いますし、私が学生ならば、眼が覚めます)。もちろん、自分探しで右往左往している学生には、ますます混迷の度を増すことになるかもしれませんが、それもアリでしょう。

 残念だったのは、受講生に呼びかけはしたものの、参加者が少なかったことでした。○○省説明会、あるいはもっと年次が高い人が具体的な政策について論じるイベントならば、当該省庁のファンが多数参加するでしょう。でも、この時期は、今回のような個の内面に問いかける抽象度の高い話を、日々仕事に追われややもすると自分を見失いかねない現職から聞くことが最も大事だと思うのですが…。内定を得られる人とそうでない人の差って、なんでもすぐに他者に答えを求めるか否かにあると思っています。

現在、CIMAアカデミーHPには来年1月実施予定の久米 隼人・厚生労働省大臣官房人事課課長補佐による『これからの霞が関での働き方を考える(仮)』と題する講演会が告知されていますが、これも厚労省の業務説明会とは全く無関係です。今年8月下旬、厚生労働省改革若手チームによる『厚生労働省の業務・組織改革のための緊急提言』が公表されましたが、その若手チームの代表である久米君(実は、私の前職時代の受講生です)が『正直、あの提言がこれからの学生さんにどう響いたのかなというのを今もすごく気にしています。あの情報だけだと、前向き感はあるけど、実態はどうなのと今も不安に思う学生さんがいるのではないかという気もしています』という問題関心により実現したイベントです。

官僚に限らず、働き方改革は仕事をしている人たちの間では関心が高く(まあ働いているのですから当然ですね)、この手のイベントは多くの参加者がいますが、学生それも既に国家公務員を目指している人に響くのかどうか不安はあります。TV、新聞、ネット等さまざまなメディアから流付している情報に恐れをなした学生は職業選択肢から国家公務員を外しているでしょう。いくら、それは所詮伝聞に過ぎず、そんなものに振り回され、結果自ら選択肢を狭めることは、学生の知的水準からすればあまりにも愚かな行為だといくら叫んだところで、そうした声は届かないかもしれません。

 それでも、自分の進路選択に対して不安に感じることがあるのならば、面倒くさがらず当事者に直接尋ねればいいし、そうした機会をみすみす逃すことはあまりにももったいない、と私は強く主張しつづけたいと思います。ご関心のある方は詳細についてHPを是非ご覧ください。

 CIMAアカデミーは筆記対策だけの予備校ではありません。お金を払って予備校に通うからには、試験問題が解けることのほかに何が得られるのかも判断材料にすることをおススメします。

それでは、また。


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