みなさん、大変ご無沙汰しております。教養区分2次対策や他の公務員志望者のカウンセリング(総合職以外ウチは講座を開講していないのですが、頼まれた場合、可能な範囲で対応しています)等をしていたら、1か月近くもブログ更新が滞ってしまいました。
SNS上ではこれでもかというくらい官僚を取り巻く環境の厳しさが流れてきますが(不思議なくらいTVでは報道されませんが何ででしょう…)、アガルートさんと共同で実施した模擬政策課題討議では8名ほどの受験生の参加が得られ、なんだかんだ、官僚はまだ主要就職先の一つと認知されていることに少し安心しました。ただし、以前より幾度となく言っているように、2次試験の受験者層は数年前と大きく変わっていますし、12月官庁訪問に一縷の望みをかけている人が予想以上に多いことに驚きました。
断片的にしかブログを閲覧していない人には、私が教養区分の12月官庁訪問に対して否定的立場であると映るのかもしれません。しかし、12月官庁訪問での内定者を輩出している以上、全面否定するわけがありません。あくまで、夏の官庁訪問を行った人が間髪入れずに12月官庁訪問を目指すことに対してのみ私は否定的であり、留学帰りや民間内定を持っているけれど諸事情から公務員に志望をシフトした人が目指すことに対しては、むしろ応援しているくらいです。
同時期に実施されている経験者試験(係長級事務)からの採用が本格化し、教養区分よりも厳しい競争倍率を突破した優秀な若手社会人が幾人も採用されている現在(経験者試験の採用状況について知りたい方はこちら)、学生側の意識はともかく、採用側が12月官庁訪問を敗者復活戦と位置付ける理由はどこにもありません。12月官庁訪問を目指している方は、経験者も含めた全体の動向を踏まえたうえで、自分のセールスポイントを今一度真剣に考えることをおススメします。夏と違い長時間に及ぶ拘束はない代わりに、響くものがなければ速攻で帰されますので…。
教養区分試験対策のためブログ更新を怠けてしまいましたが、多くの人にとって、公務員試験の本番は来春です。勉強方法さえ間違えなければ、試験勉強はこれから始めても十分間に合います。特に、経済区分受験をお考えの方は是非、CIMAアカデミーの講座をご検討いただければと思います。内定獲得までの最短経路と自負しています。
また、今年もアガルートアカデミーとの共催による省庁別少人数制説明会を実施します。今月27日(水)は財務省本省、来月13日(金)は内閣府の予定です。説明会参加も立派な試験勉強です。特に、弊社の説明会はすべて1省庁ごとの単独少人数制説明会なので、合同説明会と異なり時間の制約上、質問がままならないということもありません。
ただし、実施に際して、皆様にお願いがあります。昔と異なり、各省庁の説明会は数えきれないくらい実施されていることから、情報の受け手である学生(特に首都圏の大学生)にとっては、個々の説明会の重みはかつてに比べ小さくなっているかと思います。加えて、「予約不要」「入退出自由」と銘打った説明会も多くなっていることもあってか、「事前予約制」の説明会においても無断欠席が目立ってきました。弊社の説明会は全て事前予約制ですが、無断欠席は、弊社でも結構ありました(昨年は注意喚起の効果もあり欠席者はほとんどいませんでしたが、2~3年前はひどいときには3割近い欠席者がいて、しかもそのほとんどは無断欠席でした)。
わざわざ配布物を用意される採用担当者ならびに講演者の方の負担を少しでも軽減すべく、直前に参加者数を伝えてきていたのですが、無断欠席はそうしたことを無意味にしてしまいます。昨年夏の官庁訪問終了後、お礼の挨拶にいくつかの省庁を訪問した際、説明会の無断欠席の話が話題になりました。無断欠席する方は「自分一人くらい…」という気軽な気持ちかもしれませんが、その行為によりどのような影響が生じるのか、想像してみるべきでしょう。そうした想像力の欠如は、官民問わず、今後の就職活動において苦労することになると思います。
説明会に関する詳細はこのHPの「最新情報」をご覧ください。また、今後も随時情報を更新していきますので、定期的にチェックされることをおススメします。久しぶりのブログ更新であるにもかかわらず、いつもより短いですが、それでは、また。