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再挑戦に向けてお悩みの方へ


 みなさん、こんにちは。時が経つのは早いもので、今度の日曜日からいよいよ教養区分試験が始まります。官僚不人気がずーっと続く中、見た目のお手軽感(実際はかなりしんどい試験ですが…)が受けて、教養区分だけは申込者数がコンスタントに増加し、昨年は3,000人目前にまで迫りましたが、今年、遂に減少してしまいました(前年比1.2%減と僅かではありますが…)。それでも、20倍もの狭き門であることは変わりがないと思っています。

推測の域を出ませんがこれまでの指導経験から察するに、夏の官庁訪問で内定がもらえなかった、いろいろ公務員試験受験したけれど上手くいかずここまで来てしまった等を理由に、かなりの4年生が教養区分を受験しています。受験は本人の自由であることを分かった上で敢えて言いますが、以前より幾度となく直接あるいはこのブログでも語っているように、来春就職のラストチャンスのつもりで受験しているのならば、傷口を広げるだけなのでやめたほうがいいです(気が変わって来夏の官庁訪問を志向した場合、最悪の結果を招く可能性もあります)。

 もし、今夏の官庁訪問で内々定を得ることは出来なかったけれど、官僚への想いが強いのならば、来年に向けて自分を鍛え直すべきでしょう。「想いが強いから採用枠の少ない12月官庁訪問に賭けるべく教養区分を受験する!」という行動は、12月官庁訪問の本来の趣旨を踏まえれば、本人以外の人には「何で自己研さんする時間を持とうとしない?」と否定的に受け取られるでしょうし、周囲が来春より官公庁や有名企業へ就職していく中、自分だけが取り残される状況に耐えがたさを感じるのならば、なおの事、自己研さんする時間を持つことが、結果として夢の実現への近道になると思います。

HPにも記載していますが、8月より外部生向けの官庁訪問アドバイザリーがスタートしました。官庁訪問アドバイザリーはこれまで受講生限定でしたが、官僚不人気が依然長続きする一方で、体感的に官庁訪問再挑戦者が増加している現状を鑑みて、今年から官庁訪問経験者限定ですが、外部生も受講対象とすることにしました。

 官庁訪問資料集はあるものの、講義ではなく基本的に個別指導中心で来夏まで進行するスタイルですから、どの程度受け入れられるか不安ではありましたが、幸いにして、現時点で既に5名の受講生が来年の官庁訪問に向けて指導を受けています(東京だけでなく、関西さらには海外在住の学生もいます)。このように書くと、「再挑戦に対して門戸はそんなに開かれているのか?」という懐疑的な意見も聞こえてきますが、それに関しては、人事院の『公務員白書』に興味深いデータがあります。

表は一昨年の本試験受験者(大卒区分と教養区分のみ)の採用状況ですが(総合職合格者は3年間権利があるため、公表されているものとしてはこれが最新)、これを見る限り、かなりの人数が2年目の官庁訪問で採用されていることが推測されます。数値の年度がまちまちなので、私が理解できた範囲で説明します。

 まず名簿記載者数ですが、これは29年度試験の最終合格者数です(大卒1,254名、教養135名)ので、大卒は基本的に29年の官庁訪問を経てH30年4月入省、一方、教養区分の大多数は30年官庁訪問を経て31年4月入省となります。一方、採用者数は30年4月入省分ですので、ここに29年教養区分合格者はほとんど含まれていないことにご注意ください。また、辞退、採用候補者数はH31 年3月末時点の数値ですので、3年目官庁訪問の権利を有するのが最大89名いる(教養区分組も含んだ数値なので、実際はもっと少ない)ことを意味します。

 ここで、H29年組のうち、2年目の官庁訪問で採用されたのは何人いるのか単純計算をしてみますと、1,389-446-685-89=169(人)となります。事務系、技術系合わせた数字とはいえ、「かなり多い」というのが私の感想ですし、いろんな点でこの数字をそのまま受け入れることは困難です。というのも、この式では446名全員が29年組からの採用という仮定となっていますが、実際には過年度組もかなり含まれています。

 じゃあ「2年目採用組はもっと多いのか?」というと、それも信じがたいです。仮にこれが正しい数字としましょう。29年組の2年目官庁訪問とはH30年官庁訪問、すなわち31年4月入省を意味します。一方、H31年入省者(大卒)は462名いるので、H30年組のうち1年目の官庁訪問で採用されたのは300名にも満たないことになり、1年目の官庁訪問における内定率は20%をかろうじて超える低水準になってしまいます。

 このように精査の余地は多々ありますが、長年予備校講師をやっていて、最終合格者数に対する内定者数は25~30%と感じている点も合わせてみると、控えめに見積もっても2年目組から少なくとも100名程度は採用している気がします(不確実ですが、採用状況に関するデータがこの程度しかないので仕方ないです…)。

 2年目に対する扱いが極めて厳しい状況ならば、官庁訪問再挑戦に躊躇するのもわかりますが、それなりに門戸が広いのならば、十分に準備をして臨むのが筋ではないでしょうか。無内定者の方は、内定者に比べて能力が劣っていた訳でもなければ、人間性を否定されたのでもありません。官庁訪問に向けてあなた方が捏造(しっかり自分を見つめてこなかった以上、この言葉を使わざるを得ません)してきた自分自身が相手に受け入れられなかったということに過ぎません。ただし、相手に振られた事実に変わりはないのですから、まずは時間をかけて、捏造した自分自身をゼロベースで見直す必要があるでしょう。そうした長期間を要する作業よりも、「チャンスがある限りチャレンジする!」などと自分を慰め、12月官庁訪問を志向した先に未来があるとは到底思えません…。

 いずれにせよ、多くの人にとって、控えめな数値を参考にした場合であっても想像以上に再挑戦の余地があることは認識していただけたかと思います。一方で、もう一度官庁訪問に臨もうと考えたからには、試験勉強と同じかそれ以上の時間と手間がかかります。そのことは忘れないでください。最後は宣伝になってしまいますが、弊社の官庁訪問アドバイザリーに興味を持たれた方からのご連絡お待ちしています。

それでは、また。


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