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安易に教養区分にシフトする人へ一言


 みなさん、こんにちは。官庁訪問が終わって1週間経ちました。解禁日直後に掲載した前回のブログ記事は、おかげさまで最初の2日間で500回を超えるアクセスがありました。1週間たった現在、閲覧数はトータルで800回を超えており、感謝申し上げます。

今年のCIMA生の官庁訪問の実績については前回のブログおよびHPに記載した通りです。官庁訪問期間中、うちのHPは連日250名超の方がアクセスしていましたが、さすがに現在ではピーク時に比べかなり減っています。それでも、今年は間髪入れずに一般職の官庁訪問が始まっており、総合職で内々定を得られなかった人がそのまま一般職へとシフトしていることもあり、今も連日100~150名近い方が弊社HPにアクセスしてくれています。

 それ自体は非常にありがたいことなのですが、前回掲載のブログ記事ほどではないものの、最近、閲覧数が急増しているのが昨年および一昨年に掲載した教養区分に関するブログ記事です。憶測の域を出ませんが、おそらくは官庁訪問で内々定獲得に至らなかったものの、諦めきれずなんとしても今年度中に公務員になりたい人が読んでいるのでしょう。

 去年も一昨年も書きましたし、普段から見解を求められれば至る所で言っていますが、私は夏の官庁訪問を経験した人がその年の教養区分受験にシフトすることには否定的です!というか、どうしたらそんなおめでたい思考回路になれるのか理解不能です!この言葉で傷つくくらいならば、ブログ閲覧は即刻辞めたほうがいいです。もし「教養区分受験して、12月官庁訪問頑張ろう!」なんてアドバイスをする人が周りにいたとするならば、その人は、夏の官庁訪問であなたが受けた悔しさや無念さを軽視している人だと思います。もちろん、心が弱っているときに耳に心地よい言葉を求めたくなるのが人間ですから、そうした気休めを求めたいのでしたら、ブログ閲覧を断って、気休めを言ってくれる人のところに行けばよいだけです。

 私が否定的になる理由は極めて単純です。採用数が段違いに多い夏の官庁訪問で早々に絶体絶命状況に追い込まれた人が途中で官庁訪問を放棄して、ほとんど採用数のない12月官庁訪問で内定獲得することなんて、ちょっとでも合理的思考を有していればありえない選択肢だからです(もちろん、極度の緊張状態が皆さんから合理的思考力を奪い去った点は否めませんが…)。

 特に、せっかく試験に合格したのに、最初の3日間でつらい思いしかしてこなかった人は、早々に退散したくもなりますし、実際、第3クールまでに官庁訪問を辞めてきたと思います。もちろん、あなたの能力が否定されたわけではありません。訪問先の省庁との相性が合わないという結果を突き付けられただけですので、民間企業にシフトするのもいいでしょう。でも、今年の教養区分試験にシフトするのだけは解せません。何が何でも官僚になりたいというのならば、これまでのプロセスをしっかり振り返る作業をすべきでしょう。今のあなたはいらないとされたのですから、もし再度訪問したいという気持ちが強いのならば、まずはあなた自身が変わらないといけませんし、そのためには、厳しい言葉を遠慮なく発しつつ常にあなたを気にかけてくれる人と長い時間が必要となります。

 また、残念な結果に終わった人の多くは、官庁訪問開始前の時点で特定の省庁にしか興味がない、もしくは自分自身を志望先省庁に相応しい人間であるかのように作り込んでいた傾向にあります。まずは、その思考自体に問題がないかどうか反芻するとともに、それでもなお、当該省庁に対する思いが消えないのならば、悔しさを胸に翌年夏の官庁訪問に向けて様々な活動に勤しむことをおススメします。就職が1年遅れることに不安がる人、霞が関には1年遅れて入省した人なんてごろごろいますし、私の教え子でも2度目の官庁訪問で入省という人もかなりいます。

 以前から言ってるように、そもそも官庁訪問できる人って国家公務員総合職試験の最終合格者のみですし、その権利は3年間有効です。なので、いくら夏の官庁訪問では惜しいところまで進んだとしても、焦って自分を変えることもせず安易に教養区分にシフトすると、仮に試験には通ったとしても12月官庁訪問ではまともに相手にされず、夏の充実した思い出なんか吹っ飛んでしまいます(そんな人、沢山見てきました…)。不安かもしれませんが、就職浪人期間をプラスにとらえ直し、まずは、厳しい言葉を遠慮なく発しつつ常にあなたを気にかけてくれる人を真剣に探してみてはいかがでしょうか。

いつもより短いですが、それでは、また。


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