みなさん、こんにちは。またまたブログ更新が滞ってしまいました。今週から再開した霞が関省庁別少人数説明会(第2弾:財務省本省)の準備に、教養区分2次試験組の指導で、とてもブログを更新する気力はありませんでした。その甲斐あってか、企画提案試験は予想通り「若者の消費活性化」が出題されましたが…(私が把握している限り、2次対策を行っていた所は予備校、大学の勉強会を含め、どこも消費喚起策について問うていましたが、若者世代に焦点を当てて施策を問うていたのは、ウチと京都大学の勉強会グループだけのように思います)。
もっとも、企画提案試験は論文だけではなく5分間のプレゼン、さらには約20分間の質疑応答も評価対象ですし、翌日の政策課題討議+人物試験のほうがはるかに配点比重は高いので、課題が当たったくらいでは全く安心できません。それでも、対策をしっかりしてきたという意味では、少なくとも受講生は気力が萎えることなく最後まで試験に臨めたのではないでしょうか。
教養区分2次試験組には体力・精神力ともにキツイ時期ではありましたが、霞が関省庁別少人数説明会第2弾として財務省本省説明会を実施しました。2次試験初日夜ということから、「疲労困憊の教養区分組にドタキャンされて、5~6人しか来なかったらどうしよう…」と不安でしたが、蓋を開けてみたら、試験後の体調不良による欠席者は若干名出たものの、11名の参加者が得られましたのでホッとしました(説明会の様子についてはこちらを参照)。
説明会終了後、教養区分組に対して翌日の試験に備えて順次模擬面接を行い、最後の学生が終了した時には夜中12時近くになってしまいましたが、どの学生も口を揃えて「視野を大きく広げることができたので、説明会に参加してよかった」と大好評でした。また金曜日の経済区分向けの講義では、既に何度か財務省のイベントに参加している学生が数名いるのですが、彼らからも同様の感想をもらい、来月の文科省、内閣府説明会も楽しみにしていました。
CIMAアカデミーで開催する説明会は、基本的に通常講義を休講して実施しています(水曜もしくは金曜夜に実施しているのはそのためです)。それは、就職に際して学生自身の視野を広げてもらいたいからです。それゆえ、受講生に関してはよほどの事情を除いて強制参加させていますが、「関心のない省庁の話を講義を潰してまで(正しくは延期ですが…)受講生に聞かせるとは何事だ!」という雑音が聞こえてきそうです。
今回の対象である財務省を事例に述べると、最近5年間でウチから財務省に入省したのは7名いますが(来春入省予定者含む)、入塾時に財務省志望だったのはわずか2名です。ですが、いろんなところの話を聞くことを通じて少しずつ自分の進路が定まっていき、結果、官庁訪問では全員が初日に財務省を訪問しています。
大学生の志望先なんて、くるくる変わって当たり前だと私は思っています。むしろ、3年の早い時期から「公務員、○×省志望」ってガチガチに固め、自分の進路選択の正当性を補強するかのように志望省庁の説明会ばかり参加する人の方が、周りから見ても余裕なさげですし、事実、内々定も得られていません(もちろん、ウチの創業以来、約6年の経験のみからの結果ですが…)。
先ほどの事例において初志貫徹した2名にしても、ウチで開催した他省庁の説明会に幾度も強制参加させました。たいてい、関心を寄せていないところの話だと、つまらなさそうな顔をしたり挙句の果てには居眠りします(私も人のこと言えませんが…)。そんな場合、通常講義時に「君は、自分のことを好奇心旺盛やら俯瞰的視点から物事を考えられるやら、私に言ってたけれど、二度と言うな!」と説教してきました。
官民問わずいろんなところの話を聞いて、大いに進路に悩んでください。CIMAアカデミーでの省庁別説明会は、講演および座談会含め毎回2~2.5時間要します。霞が関以外の場で開催される単独省庁説明会で、これだけの時間を確保しているところは殆どないと思います。自分の進路について真剣に考えるのにうってつけですよ。ただし、試験勉強が疎かになったら元も子もないので、勉強時間はしっかり確保してください。そのためにCIMAアカデミーを選んでもらえれば幸いです。
来月は文部科学省と内閣府の説明会を開催します。当該省庁に関心のある方はもちろんのこと、自分の進路選択について真剣に考えたい方のご参加をお待ちしています。なお、収容人数の都合上、説明会はすべて要予約とさせていただいております。ご興味のある方は「お問合せ」からお申し込みくださいますようお願いいたします。それでは今日はこの辺で。