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就活も大事ですが、自分を知る努力をすること!


 みなさん、こんにちは。定期テストも終わり夏休みという方が大半だと思いますが、教養区分の出願が3日より始まっています(私からすれば、官庁訪問終わったと思ったら間髪入れずに定期テストがやってきて、5科目分のテスト問題作成で疲弊して、やっと採点に時間を割くことができる…と思ったら、もう次の試験ですから、正直勘弁してくれ!という心境です…)。忘れずに、ちゃんと手続きしてくださいね!

 先日、私は農林水産省を訪問しました。毎年、官庁訪問も終わり落ち着いた頃に伺い、次年度向けの説明会等の意見交換をしているのですが、ここ2年はうちからの訪問者がいない状況なので、正直心苦しい思いをしているのも事実です。ただ、来年向けについては現時点でそれなりに受講生もいるので、まだ多くの受験生が本腰を入れる前の段階における説明会開催の依頼をしてきました。日程についてはまだ調整中ですが、具体化したら、このHPでも告知しますので楽しみに待っていてください。

 相変わらず超売り手市場が続いているのに、貴重な夏休みを官民問わずインターンシップに費やす学生が年々増加しており、うちに在籍している学生も同様の傾向にあります。夏のインターンシップが後の選考に直結している企業があることから、CIMA生に限らず、勤務先大学でも学生の就活に向けた動きは年々早まっています。私としては、公務員志望ならば、結果は置いといて、今は教養区分対策または専門科目の基礎固めに集中すべきと言いたいのですが、この全国的な潮流を前にしては、誰も耳を傾けてはくれません(残念な結果になった学生が、忠告をちゃんと聞いておけばよかったという後悔の言葉はきこえてきますが、そんなの無意味です)。ゆえに、この時期は択一試験対策の小テスト(といっても毎回1.5時間規模で本番よりちょっと易しいくらいですから、かなり本格的です)で、現実を認識させることに努めています。

 実は、こうした異様ともいえる早期からの就活に向けた学生の行動について、農水省での意見交換でも話題にのぼりました。インターンシップは夏だけでなく春先にも実施されているし、説明会等のイベントに至っては年中行われているのにもかかわらず、試験直前(春先)に初めて接点を持てた人で官庁訪問にやってくる人はほとんどいないと聞かされ、私にはちょっと意外でした。しかし、後で内々定者に話を聞いてみると、『私も、大学3年の夏までにアクセスした所中心に官庁訪問回りました!官庁訪問数ヶ月前に初めて話聞いて、いいなって思った省庁あっても、何が何でもってほど強く惹かれたわけではなかったので避けてしまいました』と、同じような回答が返ってきました。

 早期から自分の将来について意識を高めておくこと自体は、もちろん良いことだと思います。しかし、官庁訪問の指導をしていて毎年思うのは、最後は、志望先との相性がモノをいいます。「何を今さら!」とお思いでしょうけれど、でも、これがなかなかできないんですよ、みんな。切っ掛けは何であれ、憧れの就職先を見つけ出したら、志望先にとって、自分が如何に向いているかをひたすらアピールする、悪く言えば自分を作り込むことに勤しむ…。そこには、パーソナリティを見つめ直すという姿勢は全くありません。言い換えれば、時間をかけ、そして人にしつこいくらい助言を求めつつ、この面倒な作業を継続できた人が、うちの受講生を見る限り、内々定獲得に至ってます。

 とはいえ、助言を素直に聞くことのできる人って、総合職志望者と言えどあまりいません(あくまで経験則ですが…)。経済学をはじめ試験のことならば、ほとんど全員、私の言葉を素直に聞いてくれます(この段階で聞いてくれない人は、試験自体通りません)。でも、あなた方自身のことについて、他人である私が疑問や助言を投げかけると、一転して勉強とは反対に、容易に耳を傾けてはくれません。耳を傾けてくれるまでにはかなりの時間を要します。CIMAアカデミーが何故、官庁訪問のみの指導をずーっと受け付けてこなかったのか、その理由がわかっていただけたかと思います。自分のことについて、他人の言葉をちゃんと受け止めるのって、信頼関係が構築されなければまず無理です。

 説明会や官庁訪問(または、それらの対策と称する自主的な勉強会)において、必ずと言っていいくらい、「公」なるものへの意識が非常に高い人が現れます。もしかしたら、あなたがたがそうした人物になるかもしれません。しかし、強すぎる思いは、往々にして「べき論」へと転化していきます。自分の心の奥底に日頃より留めているものならまだしも(それだって、限度があります。場合によっては、誤った責任感の強さへと転化して、心身に不調をきたす結果にもつながりかねません)、周囲に同調を求めるようになると、外部不経済以外の何物でもありません。

 憧れの一員になりたいが故に、自分の感情を押し殺すくらいの使命感に転化させたり、周囲にも同調を求めたりするくらいならば、「いいな」と思うことを列挙してみて、自分の感性を探る作業をすることをおススメします。説明会やインターンシップはそのための場だと思った方が気持ちも楽になるかと思います。

 以前より幾度となくブログにも書いてますが、あなた方が今やっていることは試験勉強という作業が付随しているとはいえ、職探しです。職は、それ自体目的ではなく、手段にしか過ぎません。一方、目的とは、どんな人も、たった一度しかない自分の人生をよりよく生きることです。ただ、よりよく生きたかどうか、本当に評価を下せるのは死ぬ間際です。すなわち、皆さんが今行っていることは、経済学でいうところの「事前の段階における効用最大化」言い換えれば、期待効用の最大化です。使命感を持つべき対象は、仕事ではなく、「自分がよりよく生きることができているかどうか」でしょう。「仕事はあくまでも自分がより良く生きていくうえでの手段にしか過ぎない」、これからインターンシップや説明会等に参加する方の参考になれば幸いです。それでは、また。


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