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教養区分試験と大卒区分試験


 みなさん、こんにちは。来週末、やっと最終合格発表を迎えますが、ちゃんと官庁訪問に向けての準備をしていますか?CIMAアカデミーの4年生は、残りわずかな説明会に参加する傍ら、3年生の講義後に教室にやってきて、毎回夜中12時近くまで訪問カードを繰り返し修正するとともに、模擬面接も行っています。毎年のことですが、「君、それじゃ絶対、初日切りに遭う。それが嫌ならば、指摘した点全て、次回までに直せ」と、ダメ出しの連続です。HPのトップページに掲載してある内定率や内定先の裏には、こういう厳しい指導(何も知らない人は、イジメにしか見えないかもしれませんね…)の積み重ねがあります。

 今年は、外部生に関しては全て、協力関係にあるアガルート・アカデミーの官庁訪問対策に誘導し、希望者には複数回の指導に対応できるよう、日程をいくつも用意したのですが、全員30日(土)に集中しています。もしかして、地方公務員か何かの面接と勘違いしているのではないでしょうか。省庁の説明会は最終合格発表前日の28日に終了します。30日に私に、いろいろ指摘された場合、官庁訪問前に説明会に参加する機会はもう失われているのに、どうするのでしょうか…(完璧なものを提出できる自信があるのだろう…と思うことにします。そんな人、18年の予備校講師人生で一人として出会ったことはありませんが…)。本気で総合職を志望しているのでしたら、もう少し考えて行動すべきだと思います。困るのは自分なのですから…。

と、4年生に向けた話ばかりしてきましたが、今月から来年受験生向けの経済理論の講義が始まりました。今年は教養区分コースも含め8名いますが、経済区分も受講しているのは5名だけです。ブログでの教養区分関連の記事のアクセス数や実際の申込者数を見ても、教養区分試験に対する関心は今や経済区分よりも高いように思われます。実際に、教養区分からの採用者をみると、26年4月入省者:22名 ⇒ 今年4月入省者:76名と、今じゃ法律区分に次いでの採用者数となっています(経済区分は63名)。教養区分の最終合格者の少なさ(例年130名程度)も考慮すると、かなり高い採用率であると思われます。ちなみに、願書に掲載されている試験区分別採用予定数というのは最終合格者数の目安にしか過ぎず、実際の採用数とは大きく乖離していることがわかります。

 専門試験が一切課せられていない教養区分からの採用者が増加し続けている現状に対して、苦々しく思っている人も多いかと思います。実は、私もこの試験区分が導入された当初はそのように思っていました。しかし、5年前にCIMAアカデミーを立ち上げ、教養区分合格者さらには内定者(12月官庁訪問内定者含む)を輩出するようになって気づいたのは、合格者の多くは、翌年の法律区分なり経済区分を受けても余裕で上位合格できる人間であるということでした(なかには、春の大卒区分の敗者復活戦として教養区分を受験し、その結果合格した学生もいますが・・・)。

 つまり、この試験区分が当初想定していた、「これまでの試験では測れない多様な人材の確保」という理想とは大きくかけ離れてはいるものの、優秀な人材を早期に確保し、時間をかけて彼らに官僚として働くことに関心を持ってもらうことには十分貢献しているといえます。そんなわけで、「翌年まで待ってられない!まずは官庁訪問する権利を早めに確保し、時間をかけて自分が目指すべき道は霞が関なのかどうか見極めていきたい!」という人には、是非教養区分受験をおススメします。ただし、法律や経済区分に比べて合格するのは大変ですよ!

 教養区分は択一試験において専門科目一切課されないということで、みなさん自分にもチャンスがあると思い込んでいるようですが、それは全員共通です。18歳までの自分の頑張りに絶対の自信があり、かつ大学入学後はコミュニケーション能力の強化に勤しんできた人は教養区分に本腰を入れてみるとよいかと思います。最近は、教養区分のみでの受講相談を受けることが多いですが、本人のバックグラウンドを一通り聞いた上で、教養区分で十分いけそうな人には教養区分のみをすすめていますが、経済区分(または院卒区分)とのセットでの受講を進めるケースの方が多いです(もちろん、最終的に決めるのはご本人ですが…)。

 ただし、教養区分は毎年20倍近い倍率で、しかも合格者の圧倒的多数は東京会場受験者(教養区分は東京と大阪の2か所しか試験会場が設けられていません)であることは覚悟してください。CIMAアカデミーでさえ、(最終合格者/申込者)は例年3~4割の水準をうろうろしている状況です。それでも、教養区分に合格するためのノウハウは予備校の中では最も有していると思います。よほど勉強する習慣ができてなく、また他人の話を聞く耳を持たない人じゃない限り、時間をかければ必ず最終合格にまでたどり着けるのは、まちがいなく経済区分であると強調しておきます。内定者数の差は、就活に対する意識の違いに起因しているので、試験勉強の傍ら就活も意識する集中力さえあれば、経済区分や法律区分だからといって不利になることはありません。

 今回のブログはここまでですが、最後に少しだけ宣伝させてください。元経産省官僚で現在、再生可能エネルギー分野や地域活性化分野のコンサルタント(というより、Abema Primeに出てる人って言った方が皆さんには通るかも?)の宇佐美典也氏が、この度、新潮新書から『逃げられない世代 ~日本型「先送り」システムの限界~』というタイトルの本を出しました。

「そもそも、なんでこのブログで宇佐美氏の本の宣伝するんだ?」といいますと、実は彼は、私の前職時代の受講生だからです(CIMAアカデミーを立ち上げたときには記念講演もお願いしました)。受講生にはすでに話をしてありますが、今週金曜日に遊びに来てくれるとのことです(時間は未定です)。あくまでも、うちの受講生向けですので(OB/OGで参加ご希望の方は必ず事前にご連絡ください)、外部の方の御来校はご遠慮いただいてますが、多方面から高い評価を得ている本ですので、皆さま是非読んでみてください。官庁訪問の参考にもなりますよ!

 それではまた。


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