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2次試験こそ、ちゃんとやってください!


 みなさん、こんにちは。このブログをご覧になっている方は無事、総合職1次試験を通過し、安心しているのかもしれませんが、以前より幾度となく警告を発しているように、2次試験の専門記述の難易度は本当に段違いですよ。ちゃんと勉強してくださいね。

 私はというと、専門科目は毎年易化しているにもかかわらず3年続きで半分未満の得点率でも一次通過してしまう現実に驚き、さらに5,6年前とは比較にならないくらい通過ラインが下がっているにもかかわらず、2000人強の申込者数のうち426人しかクリアできていない状況に、自分が講義で発する言葉は、もう学生には伝わらないのではないかという不安を感じながらも、2次対策ゼミおよび3年生には教養区分対策の講義を行う日々が続いています。

 このようなことを書くと、大学生の学力低下問題を引き合いに「池田さんも苦労しているんですね」と、こちらが頼んでもいないのに今時の大学生像を披露してくれる同業者の方が極めて多いのですが、以前からもブログ等で主張しているように、私は、ここ数年の公務員試験において起きていることは、単純に官僚不人気によるものだと理解しています(特に、従来からの供給源であった東大で顕著だと思います)。もちろん、予備校講師だけ、あるいは大学でも公務員試験に代表されるキャリア系の講義しか担当していなければ、私も「今時の大学生は…」というステレオタイプ的な主張に与していたかもしれません。しかし、1年生必修の経済学の講義を数年来担当していると、時系列でみる限り学力の低下は全く感じられません。むしろ、定期テストの点数は上昇傾向にあります。もちろん、大学の偏差値変動等の要因もありますので、個別の大学の事例から大学生全体に拡大するつもりはありません…。

 いずれにせよ、数年前ならば択一試験で落ちてしまう層も、2次試験に臨む状況が続いていますが、この傾向は官僚人気が回復するか、リーマンショック級の不況にでも我が国経済が直面しない限り、当面続くように思われます。ただ、そんな状況であっても、しっかり点数を稼ぐ層はそれなりにおり、うちの学生を見ても、やはり50点台が最も層が厚いです。

 ゆえに、みなさんは「2次試験は2人に1人しか落ちない」と安心しないでくださいね。冒頭で述べたように、2次試験は択一なんかよりはるかにきついですよ!しかも、みな択一試験を通過した人ばかりです…。数的が難しいといっても、専門が使いまわしだらけの択一試験で40点台しかとれていない人が、「2次は平均レベルで合格できる」と言われた時に、そのなかに自分が含まれると楽観視できる神経が、私には理解不能です(反対に、官庁訪問では、そのくらいのふてぶてしさを持った方が上手くいくかと思いますが、うちの学生は伝統的にこのふてぶてしさに欠けているようです…)。

 うちのHPにおいて、2次本試験の解説講義のサンプル動画が掲載されており、ここのところ、視聴時間が急増していますが、掲載しているH27年本試験問題は、全体的に平易な問題の年です(特に経済理論)。サンプル動画を契機に本試験対策に気合を入れるのならば問題はありませんが、これらのサンプル動画のみで試験を見切った気になることだけはくれぐれも慎んでくださいね。択一の点数はともかく、せっかく2次試験に進めたのですから、鬱になるくらい過去問を繰り返し解いて、添削を受けるようにしましょう。それが記述対策の一番の近道です。

 学生に返さないといけない添削に追われていますので、短いですが今日はこの辺で。それでは、また。なお、今日書いたことは、すべて経済区分を念頭に置いたものであり、他試験区分についてはよくわかりません。


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