みなさん、こんにちは。もう日付が変わりましたが、昨日(金曜日)は、試験直前ということで休みの予定でした。…が、学生に「直前テストをやってほしい」と要求されたので、本試験2日前ではありましたが、いつも通り、本試験レベルの小テストを実施しました。結果は…「なんとか、日曜日の目途はたったかな…」という程度です。
学生には常々「いくら総合職試験といったって、択一落ちしたら、表歩けなくなるくらい惨めな思いをするぞ!惨めさから逃れるために、『民間に切り替えたから全く勉強しなかった』やら『寝坊した』と言い訳する輩が、例年、1次試験直後から全国各地に現れるが、そんな態度だと、日頃、有形無形の支えをしてくれている大切な人からも、『現実を直視することのできない可哀そうな人』と、言葉には出さずとも蔑まれることになる。それが嫌なら、今苦しめ!」と言い続けてきました。
もちろん、どれだけ努力をしても無理な人には、私だって、きつく言うことはしません。ただ、うちに通っている学生の経歴からすると、全員この国を代表する大学に在籍し、各自勉強以外の活動も継続するくらい意欲的な生活を送っており、筆記で落ちる可能性は極めて低いからこそ、厳しい態度で臨んでいます。いずれにせよ、全ての受講生が平常心で試験に臨むことができることを願っています。
昨日のテスト終了後に、「君らは自宅ではおそらく、相当数の問題が解けるのだろうけれど、毎回のテストになると思うように伸びない。ここは、一番最初の問題を確実に正解することに徹したらどうだ?最初ができないと、ロスした時間を取り返そうとするあまり、簡単な問題までケアレスミスで落としかねない。試験は専門科目から実施される(基礎能力からだと勘違いしている人が毎年多いです…)。で、1問目はいつもミクロ経済学の消費者理論で、それもほとんど毎年といってもいいくらいの頻度で双対性アプローチから出題される。一瞥する限り、式が複雑だから難解そうに見えてしまい敬遠しがちだけど、講義で説明したように、パターンがいつも同じだから、解法に従えば短時間で正答が得られる。だから当該分野の過去問を全て解けばよい。あとは、暗記系科目に比重を置けばよい」と、アドバイスしました。
アドバイスだけして、あとはほったらかしというのも気が引けるので、いま、毎年恒例の、当日朝に会場で渡す「直前チェック集」を作成しています。財政学や経済事情といった暗記系科目攻略に役立つ優れモノです。院卒区分および地方の単科講座生の方もいるので、何とか日曜明け方までにはメールで送信できるよう、おそらく今日は徹夜状態になるのかな?と覚悟しています。経済区分の受講生には、メールのほか、試験会場で手渡ししますので必ず受け取ってください。
それでは、水曜からの直前ゼミに明るい表情でやってくることができるよう健闘を祈ります。