みなさん、こんにちは。今年の国家公務員総合職試験も明日より出願開始です。手続きはすべてインターネットで簡単なので後回しにしがちですが、出願期間が短いので忘れずに手続きしましょう!もう何度となく言っていますが、早く本気モードになってくれることを願っています…(うちの学生だけの特殊事情なのか、それとも全国的現象なのかわかりませんが…)。
昨年も、同時期のブログにおいて、法律区分と経済区分の採用予定数が大きく減少することを書きましたが、今年の本試験においても、法律区分と経済区分の採用予定数が減少します。採用予定数と実際の採用数にはかなりの乖離があるので(法律も経済も、実際の採用数の方がはるかに少ないです…)、各省庁の実際の採用活動に影響があるとは思われませんが、一次試験および最終合格者数は昨年に引き続き相当数削減するものと思われます(採用予定数が最終合格者数に影響するため)。採用予定数と合格者数の関係について、下表にまとめておきましたので、詳細はそちらをご覧ください。
法律区分は例年、申込者数が1万人を超えるので、一次試験を通過するためには最低でも6割~6割5分の得点が必要ですが、経済区分は、最近2年間の択一試験における合格最低点が5割未満!という異常な状態が続いていました。しかし、これだけ採用予定数を絞れば、申込者数が前年並みである限り、さすがに5割なんてことにはならないでしょう。それゆえ、早いところ、気持ちを切り替えて欲しいと願っています(ちなみに、各省庁は「法律から○人、経済から×人採用」などという区分ごとの枠に従った採用なんかやっていません。ゆえに、自分の専攻分野も顧みず上表を見て、法律の方が採用数が多いから法律区分で申し込もう!などという愚かな行動に出ないこと!)。
もし、上表と私の文章を目にして気持ちが萎えてしまった方は、冷たい物言いに思えるでしょうが、違う進路を歩むことをおススメします。とてもじゃないけれど、官庁訪問まで耐えられないと思います。一方、試験勉強に集中したいけれど、如何せんこれまでの勉強量不足のため、択一試験に不安を覚えている人は財政学・経済事情および経済史の勉強に集中するのがよいかと思います。学習範囲の狭さの割に出題数が11問もありますし、上手くいけば、教養の社会科学や時事対策にもなります。ただし、経済史を除いてこれら科目は、科目の性質上過去問というものが全く役に立ちません。
宣伝ではありますが、ブログの最下段に案内が出ている財政学・経済事情単科講座をおススメします。2日間もあれば6問出題される経済事情は片付きますし、CIMAアカデミーでは遠方の方でもすぐに勉強が開始できるよう、問題集データのみ先に送信もいたします。択一の点数を少しでも伸ばして、余裕をもって2次試験に臨みたい方は是非ご検討ください。また、択一の目途がついた方は、早急に2次対策に着手したほうがいいですよ!経済区分の2次試験は一次試験と雲泥の差ですから…。過去問全く知らない方は、弊社のHPに2次記述解説のサンプル動画がありますので、早めに見ておくことをおススメします。
それでは、また。