みなさん、こんにちは。日付は変わりましたが、昨日は教養区分の1次試験合格発表日でした。合格した方はとりあえずおめでとうございます。今年は、知能分野の問題が難しかったにもかかわらず、合格率(1次試験合格者数/申込者数)がH25年以来の厳しい数字(H28:9.97% ⇒ H29:9.36%)であったため、合格最低点も上昇しました。
標準点は最終合格発表日までわかりませんが、素点でいえば35点(得点率:約65%)が合否の分かれ目でした(うちの平均点を上回るとは思っていませんでした…)。CIMA生もかなり苦戦しましたが、それでも、合格率はちょうど40%でしたので、善戦した方だと思います。しかし、残念な結果に終わった受講生は、春試験がまだ残っているとはいえ、なんだかんだ言いながらもそれなりに気落ちしているように見受けられました。
教養区分は専門科目が試験科目に一切含まれていないことから、一次試験対策は独学で試験勉強に臨む人が一般的だと思いますが、例年1次試験の倍率が10倍(実際には、当日欠席がかなりいますので、実質的な倍率はもっと低くなりますが…)に達し、春試験に比べるとかなり厳しい試験です。しかも、真夏をまるまる受験勉強期間に費やさざるを得ないので、試験勉強もはかどりません。高倍率&猛暑に立ち向かわないといけない試験なのですから、残念な結果になったとしても、少なくとも3年生は全く落ち込む必要はありません。
特に、来春試験を本番と考えている人で、今回基礎能力Ⅰ(知能分野)が半分超えた人は、現時点では全く心配する必要はありません。来年春の試験に向けて本格的に勉強を開始してみてはどうでしょうか?特に、経済区分は法律区分に比べて学習範囲もかなり狭いですから、法学部(法律学科)以外の人にはお勧めです。ただ、不思議なのは、試験までの学習時間がなかなかとれない教養区分においては「今からでも間に合いますか?」という相談は全く聞かれなかったのに、試験は来春で時間的余裕がまだまだたくさんある経済区分では「今からでも大丈夫ですか?」「○○大学じゃないのですが、自分でも内定のチャンスはありますが?」という話が必ずと言っていいくらい出てきます。
同じ総合職試験でも、試験科目だけみると、最も楽そうに見える教養区分が実は最難関である一方、数式アレルギーの人が忌み嫌う経済区分が実際には、最も合格しやすい試験であることに、みなさんはやく気付いてくれればよいのですが…。しかも、教養、政治国際、法律、経済のいずれで受験しても、採用後の仕事に違いはありません!(受験者本人のこだわりはともかく…)。
いずれにせよ、一次試験に合格した人は、せっかくのチャンスですから2次試験対策をしっかりやりましょう。たとえ、択一が合格最低点ギリギリであっても、わずか5/28に圧縮されてしまうのですから、いくらでも逆転できます。それに万一、最終合格できなくても、ちゃんと準備して2次試験に臨んだのならば、その後の民間就活に必ず活きます!一方、残念な結果に終わった人も、今回の教養区分の結果くらいで、せっかくの夢を諦めるようなことはせず、春試験に向かって動き出してもらえればと思います。
キャリア官僚に興味はあるけれど、今から勉強はじめても大丈夫かなあ、という不安を抱いている人、このブログを読んで少しでも興味を持ったらCIMAアカデミーに足を運んでみませんか?いろんな大学から集う学生が、大学のゼミさながらに、双方向で毎回の講義に臨んでいますので、数学アレルギーだろうが(今の経済区分は、難しい計算問題はすっかり陰を潜めています)合格できますよ。お問い合わせお待ちしています。
ちょっと短いですが、それではまた。