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教養区分のことで不安な方へ
みなさん、こんにちは。昨日、私ははじめて今年の本試験問題に眼を通しました。前回のブログで、私は、過去4年間において春試験の教養平均点が高い年は教養区分でも平均点が高い傾向がはっきり表れており、今年の春試験は去年より平均点が1.2点ほど上回っていることから、教養区分も昨年より平均点が上昇するだろうと予測していました。
ですが、問題を見て「知能に関しては、明らかに春より難しい…」が正直な感想でした。文章理解については判断できませんが、過去問演習を行ってきた人の多くは、数的は昨年よりも難しいと感じたのではないでしょうか?知識も、人文・社会科学はこれまでの教養区分と大きく出題傾向が変わりましたので(文学芸術が出題されたり、世界史は19世紀アジアと戦間期欧米、経済では主要経済指標グラフと国の組み合わせがでたり…)、ヤマを外されたという人も多かったと思います。
一方、自然科学は本当に易しかったと思います。東大をはじめとする国立大学の3年生はここで点数が稼げたのではないでしょうか?(言い換えれば、早期から自然科学を捨て科目としてしまう文系学生は、こうした恩恵を享受できなかったと思います…)ゆえに、あくまで予想ですが、知能は昨年より平均点が若干低下する一方、知識は平均点は上昇するものの、自然科学の対策の有無により、標準偏差は相当程度大きくなるように思われます。
どれだけ参考になるかはわかりませんが、CIMAアカデミー受講生の平均は、知能:13.4点、知識:18.4点でした。ただし、知識に関しては中央値が20点なので、標準偏差が大きくなっています。昨日の講義時に、素点で32点の学生には「どっちに転んでもおかしくないから、とりあえず2次対策ちゃんとやろう。だめだったらそのまま経済区分に切り替えればよい。経済区分は教養の結果がはっきりしてからでも余裕で間に合うけれど、教養の2次は結果が明らかになってからでは間に合わない」とアドバイスしました。
みなさんの参考にしてもらえればと思います。なお、前回同様、ちょっとしつこいようですが、2次試験対策が気になる方は、是非こちらもご覧ください。
いつもより短いですが、それではまた。