みなさん、こんにちは。教養区分の申込状況や受験会場も明らかになったのに、ブログ更新しなくてごめんなさい。前回のブログ更新時にFacebookにはちょっと書いたのですが、先週、持病の椎間板ヘルニアが再発し、講義以外は極力安静にすることで平常時に戻るのを待っていたのですが、今週に入り遂に布団から起き上がるのも困難になりました(目覚めてから、起き上がるまで2時間要する経験したことあります?)。それでも水曜日に講義をやったら、心配した受講生に飯田橋駅まで送られる始末となり、木曜日に近所の整形外科へ行きました…(現在は、薬の効果で何とか動けますが、ちょっと姿勢を変えると腰に電気が走ります)。
さて、教養区分ですが過去最高の申込者数とは、正直意外でした。受講生に訊いても総合職志望者は明らかに昨年より減っている印象なのに…。ただ、憶測の域は出ませんが、弊社のHPアクセス状況から要因について考えることは十分可能です。結論から言えば、3年生の間の公務員熱が復活したというより(うちは、3年生に「来年のための予行演習として受験してくれ!」としつこいくらいに受験を勧めたくらいですから…)、4年生が相当数なだれ込んだ結果だとみています。
もちろん、最終合格にまで至らなかった人たちが受験する分には、特に言うことはありません(うちにも、該当者はいますし…)。お声掛けいただければ、できる限りのサポートはします。しかし、夏の官庁訪問を経験した層、あるいは他の公務員試験で最終合格はしたけれど内々定獲得に至らなかった層については話は別です。以前より、幾度となくブログで言っていますが、私は、官庁訪問を経験した人が教養区分受験を志すことに否定的です。理由は、彼らの目的が12月官庁訪問にあるからであります。
何が何でも翌年4月に公務員になりたいという気持ちはよくわかります。でも、次の2つの理由より、12月に再度官庁訪問を行うことには反対します。第一に、官庁訪問で内々定獲得に至らなかった人は、みな何がしかの理由を伝えられているかと思いますが、それがわずか4か月の間で大きく改善するとは考えにくいからです。総合職試験だけでなく一般職(大卒)さらには国税専門官をはじめとする一部の専門職試験合格者は現在、名簿有効期間は3年間のはずです。「1年後(あるいは2年後)に改めて成長した姿を見せるという考えになぜ思い至らないのか?」と、採用担当者に限らず多くの社会人は感じていることと思います(もちろん、そのなかには私も含まれます)。
第二に、12月官庁訪問って、夏と異なり規模が小さいだけでなく、「ほんとに採用する気あるの?」と思わず言いたくなるところも多く、採用に関してさほど期待することができないからです。官庁訪問自体が初めての人あるいは留学帰りで試験そのものが初めての人ならばともかく、何百人もの採用者が選ばれる夏の官庁訪問において失敗した人が、12月官庁訪問に望みをつなぐ行為が私には正直理解できません(もしかして、夏と全く同じプロセスで行われると思っているのでは?)。
以上より、夏の官庁訪問で残念な結果に終わったものの、公務員に対する熱意がいささかも低下しないのでしたら、1年くらい様々な活動に精を出し、そして翌年の官庁訪問に臨む方がよいのではないでしょうか、というのが私の偽ざる気持ちです。もちろん、受験する・しないは本人の自由ですから、あなたがたの気持ちが既に固まっているのでしたら、私のような外部の人間の言葉なんかスルーすればよいだけです。
だけど、12月官庁訪問に期待を寄せるということは、1年間の就職浪人も耐えられないくらい周囲の就活状況が気になってしまう人ということですよね?うちも毎年2度目の官庁訪問に臨む層はいますが、2度目の官庁訪問って、皆さんが考えている以上にキツイですよ。最近、官僚を目指す大学生を指導していて最も大事なのが、官庁訪問後のケアであることに気づかされます。特定の受験者層には、かなり厳しい物言いになりましたが、耳に心地よいアドバイスばっかり聞いていたら人として成長しませんし、それ以前に、耳に心地よいアドバイスばっかりする人は、何か下心がある人だと警戒したほうがいいですよ。もちろん、参考にする・しないは皆さんの自由です。
これ以上、PCに向かっていると腰によくないので、もう終わりにします。いずれにせよ、受験すると決断した方は、頑張ってください。「心が折れた…傷ついた…」という人のために、少し事情は異なりますが励みになることを書いておきます。CIMAアカデミーの今年の内定者には、苦節4度目の受験にして内々定を獲得した受講生がいます!(4回目の官庁訪問とは言ってませんからね!官庁訪問自体は初めてです)こう書くと、「どこの省庁?」と必ず聞いて来る人がいます。この表現は大嫌いなのですが、いわゆる五大官庁の一つとだけ書いておきます(どこなのかは、10月入ったら、うちはHPに内定先省庁を公開しますので、勝手に想像してください)。
とにかく、私は、今回も受講生に直前チェック集を渡すため、当日朝に試験会場に行きます。それでは、また。