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教養区分試験の出願はじまります!


 みなさん、こんにちは。ここのところ、官庁訪問をはじめ4年生向けの話題ばかり続いてましたが、本日より今年度の教養区分の出願受け付けです!今年は28日まで受け付けており、例年に比べて出願期間がかなり長期間にわたっていますので慌てる必要は全くありませんが、くれぐれも出し忘れなんてことにならないように注意してくださいね。

 毎回の講義で、私は3年生に「タダなんだし、来年の経済区分に向けての良い経験になるから、必ず受験するように!」と言っているので、おそらく全員が出願することになるかと思います。その際、注意してほしいことが一つあります。それは、教養区分も春試験同様、TOEICやTOEFL等のスコアが最終合格決定時の加点対象となりますので、英語のスコアを保持していない人は合格の可能性を高めるためにも受験しておきましょう。なお、スコアは教養区分2次試験時に必要となりますので、それまでに成績表が送られてくるよう、余裕を以て語学試験を受験しましょう。

 受験案内をご覧になれば明らかなように、教養区分試験は大学入学後に初めて学ぶ専門科目が一切出題されないことから、春試験だと受験を躊躇うような人も出願してきます。でも、あなたにとって負担が軽いということは、他の人にとっても同じなんですよ。ということは、春試験と違い、一次試験突破のために必要な点数も必然的に上昇します。この厳然たる現実を直視しようとしない人があまりにも多いように、私は毎年感じています。

 じゃあ「知能科目も知識科目も完璧にしないといけないのか?」というと、その必要はありません。一昨年は例外でしたが、私は毎年受講生には「20問捨ててもいいんだよ」と言い聞かせています。こういう発想の転換で、学生は結構元気になります。代わりに、30点台半ば採れる目途がついたら、最も配点比重が高くかつ1次試験で4時間も要する総合論文対策をしっかりやるように言っています。

 総合論文って1次試験で課せられるとはいえ、1次試験の合否には全く影響しないし、だれが書いても点差はほとんどつかないという噂を鵜呑みにする人が多いため、文章を書き添削を受ける訓練をろくにすることなく本番を迎える人がほとんどですが、点差結構つきますよ!たしかに素点では第Ⅰ部第Ⅱ部ともに10点満点で、たいてい6点弱が平均点になるように採点されていますが、合否判定に際しては、標準点換算されますし、素点で1点上回ると標準点では大きく違いが生じます(詳細については、人事院HPをご覧ください)。

 ゆえに、CIMAアカデミーでは、択一試験で40点目指す努力をする暇があれば、1通でも多く論文を作成し、そして添削を繰り返し受けるよう指導しています。なぜなら、2次試験では政策課題討議試験に加え、企画提案試験が待ち受けているからです。文章って普段からレポートを書きなれている人は別として、ちょっとやそっとの努力じゃ、容易に向上しませんよ(うちの学生も、何度も再提出させられています…)。

 いずれにせよ、「翌年まで待ってられない!まずは官庁訪問する権利を早めに確保し、時間をかけて自分が目指すべき道は霞が関になるのかどうか見極めていきたい!」という人は、是非教養区分を受験しましょう。もちろん、法律や経済区分に比べて合格するのは本当に大変ですよ。CIMAアカデミーも、(最終合格者/申込者)は3~4割の水準を行ったり来たりですから…(それでも、同業他社に比べるとかなり高い数値を記録していると思います)。でも、本番は来年春と考えれば、ここで一度本気モードになっておくのも悪くないですよ。

それでは、また。


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