みなさん、大変ご無沙汰しております。なんと!これが2023年最初のブログです。長いことブログ更新をサボってしまいごめんなさい。前回(といっても8か月も前ですが…)のブログにも書きましたが、義父逝去に伴う相続手続きにより、長いことご無沙汰していました(読者の中で相続手続きやったことのある人ならばわかると思いますが、士業でなく自分でやると、めちゃめちゃ時間がかかります!)。ようやく来週、解放される見通しとなったので、試験期間に入ることですし、ブログも再開しようと思います。
とはいえ、以前、教養区分最終合格発表の頃のブログにも書きましたが、コロナ禍以降、うちの受講生はほとんどが教養区分で官庁訪問の権利を得るようになってしまったため、経済区分に向けた指導を必要とする学生がいません(単課で2次記述問題集のみを購入する人はいますが、経済区分コース生というのはここ2年間はいません。霞が関の人には、うちは経済区分の予備校と認知されているようですが、実は、内定者の多くは教養区分合格者となっています。
こうした状況は、うちだけの特殊事情ではなく、総合職試験の申し込み状況にもしっかり反映されています。今年の総合職試験の申し込み状況について、現行制度(2012年)以降、過去2番目に少ない申込者数ということは、皆さんすでにご存じのことと思います。しかし、試験区分ごとに見ていくと、過去に私がブログで小手先の試験変更について幾度となく批判したり警告していた以上に、深刻な事態となっています。うちは経済区分の予備校ですので、ここでは経済区分についてみていきます。
上のグラフは、現行試験制度における経済区分の申込者数、一次試験受験者数、および最終合格者数の推移です。みなさんのうち、少なくない方が昔の常識(?私は風評だと認識しています)を刷り込まれ、不安に苛まれていることと思いますが、私が以前より、ブログだけでなく、HP上においても「1次試験は半分いらないよ!(経済区分の場合)」と言い続けてきました根拠がこれで理解していただけたことでしょう。毎年最低でも申込者の2割が欠席している現実を考慮すると、明日の経済区分受験者は遂に全国でわずか800人台にまで落ち込むことでしょう…(最悪700人台後半??)。
予備校および人事院にとっては死活問題ですが、明日受験する皆さんにとっては、かなり気が楽になったのでないでしょうか。だからこそ、明日の試験は普段通りの姿勢で臨み、その翌日の正答番号公表後、すぐに自己採点して半分正解していれば、周りがどんな不安ネタを吹き込もうとも、無視してとっとと2次試験対策に集中しましょう。2次試験も受験率は低いけれど、それは当日の試験問題を目の当たりにした結果ですので、くれぐれも白紙答案にならないようにしましょう。
私がこのようなことを言っているのは「勉強しなくていい」という意味ではありません。昔と違い、今の総合職試験は合格ラインが低下しているのでケアレスミスをなくせば、おのずと合格点に到達します。だから、落ち着くことが一番の合格必勝法です。おっちょこちょいの人は、問題文の大事な箇所に印をつけるなどして予防線を張るのもよいでしょう。基礎学力に問題のある人を除いて、いま述べたような最終チェックだけで、今の総合職試験ならば問題ありません。
なので、今日は早めに寝て、体調を万全にしておきましょう。ちなみに、私は、明日も明後日も、既合格者の模擬官庁訪問をオンライン上でやる予定です。皆さんが試験問題に向き合っているとき、教養区分合格者は官庁訪問に向けて動いている、そのことを忘れず、目先の事のみにとらわれずにいてください。
それではまた。
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